児童学 (金4)

開講テーマ  子どもの多様な姿を追求する。 

業目標


乳児、幼児、少年、青年と変化する「児童」の成長を、ただ個人の発達の相において見るだけではなく、「歴史の中に現れてきた子ども」「文化の中に現れてきた子ども」「社会政策の中に現れてきた子ども」「法の中の子ども」「映画の中の子ども」など、できるだけ多方面から取り上げ理解を深める。 
① 固定化してみている子ども像を打ち破る。
② 自分の子ども時代を見なおす。
③ 子どもも創造者であることを知る。
④ そして知的な関心を広げ、探究意欲を深める。 

授業計画

1. 子どもとは何か。「となりのトトロ」を通して、新しい見方を提示する。
2. 4歳児の力とは何か。はじめてのおつかいの分析。 
3. 歌と子ども。わらべ唄、唱歌、童謡、アニメソングの歴史を知る。 
4. 絵本の魅力。絵本から何を学ぶのか。 
5. 親子とは何か。児童虐待について考える。 
6. 小学生とは何か。算数や理科を学ぶことの意味を考える。 
7. 少年期を越えるとき。10歳の壁について考える。 
8. 13歳問題を考える。大人への通過儀礼のあり方について考える。 
9. 青春と歌。自分を表現するものとしての歌について考える。 
10. コルチャック先生と児童の権利条約を考える。 
11. 少年法の問題を考える。 
12. 子どもと動物物語を考える。 
13. 宮崎駿のアニメの世界を考える。 その① 
14. 宮崎駿のアニメの世界を考える。 その② 
15. 成人年齢を考える。 

授業方法

講義の形式。パワポや映像は毎回使う。しかし、一方通行にならないよう、毎回感想をメールで送ってもらい、それを次の週に指名は伏せて全員の分をプリントして配布する。


―2019年度 講義内容(シラバス)より―